ボトックス注射といえば、しわ治療として知られていますが、それ以外にも様々な治療ができます。そこで、しわ取り以外のボトックス注射の効果をご紹介しましょう。
部分痩せや顔痩せができる
ボトックス注射は筋肉を委縮させる働きがあるため、部分痩せの施術にも活用されています。ふくらはぎや二の腕が筋肉で張っている場合は、ボトックスですっきりさせることが可能です。また、筋肉の発達したエラもボトックス注射で小さくできるため、フェイスラインをすっきりさせたり、小顔施術に使用されています。効果の持続期間は半年程ですが、繰り返しボトックスを注射することにより筋肉が衰え、5回ほど施術すると効果が半永久的に続くようになるでしょう。
ワキガや多汗症を改善できる
ボトックスは、神経の伝達を麻痺させる働きがあるため、わきがや多汗症の治療にも活用されています。発汗の伝達がされず汗をかかなくなるため、臭いの原因となるアポクリン汗腺からの汗も出ずワキガが改善できるうえ、多汗症の汗染みなどの悩みも解消します。効果は3ヶ月から4ヶ月なので、春にボトックス注射をすれば夏の間は快適に過ごせるでしょう。
花粉症の辛い症状を改善できる
そして、これはあまり知られていませんが、ボトックスは花粉症の症状を軽減することもできます。鼻の粘膜に注射することで鼻の粘膜の神経を麻痺させ、鼻汁の分泌を抑え鼻汁が出なくなるのです。マスクを着ける必要もなくなり、花粉の時期を快適に過ごすことができます。効果は、1週間から2週間持続するのが一般的です。
ボトックスとは、ボツリヌス菌が生成するタンパク質を注射して神経を麻痺させ、筋肉を弛緩したり関節を動かしやすくする治療法のことです。シワを取る美容整形だけでなく、脳梗塞後遺症治療などにも役立っています。